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でかしたぞ福田君!-0183号

台風の大洪水に負けずー台風12号から生還

オオサンショウウオの福田君が生きていました。台風12号の大雨で大増水していた福田君の川。大増水にも負けず卵を守りとうしていました。産卵の日40センチだった水深は台風の大雨で3m60センチにまで増水。巣の上には流木が折り重なり葦は根こそぎ持って行かれているような状況の中、立派に卵を守りました。真っ黒に濁った川の中で呼吸のために水面にあがることも出来ず、さぞや怖かったのではないかと思うと涙が出る思いです。

やったぞ福田君!台風12号から生還

卵は全く流れ出ていないようです。男の中の男!福田君!!!


福田君がお父さんになりました-0181号

オオサンショウウオの福田君に2匹のお嫁さんが来てお父さんになりました。

今年は巣穴周辺にメスの姿がなく心配しましたが9月1日無事お父さんになりました。

産卵は1匹目が16時台、2匹目は20時台に産卵しました。

9月1日の午前3時でも巣穴には福田君ひとりぼっちでしたが、その後ほかのオスも巣穴にゲートインして産卵行動開始。立派なオス3頭が放精すると白濁し全く見えなくなりましたが、産卵が終了し一段落すると透明度も上がり卵が見えました。産みたての卵は青白く光り輝きとっても綺麗でした。

オオサンショウウオの産みたて卵

せっかく産んだのに台風が鳥取を直撃しそうです。川が氾濫すれば卵もだめかも。台風よそれてくれ~え。


福田君嫁を待つ-0179号

今年は嫁がなかなか、

福田君に嫁が来ないのです。待てど暮らせど嫁が来ません。

例年なら嫁候補が数匹は集まっているはずなのですが、今年は嫁不足です。

巣穴で一人嫁を待つ福田君。今年は嫁が来るのでしょうか?

台風の大水が心配です。

嫁を待つオオサンショウウオの福田君


産卵始まる-0178号

数日遅れですが・・・・・・。

産卵が確認されました。撮影地の最上流部にある巣穴です。昨年より5日遅れました。ちょっと気をもみましたが無事産卵があってよかったです。

産みたての卵はキラキラと輝いてとても綺麗です。まだ巣穴の周辺にはメスらしき個体が岩陰に身を潜めているので引き続き産卵があるかもしれません。

オオサンショウウオの産卵はオスが巣穴を守っています。そこにメスが来て産卵するのですが1頭のメスだけが産卵するわけではなく数頭のメスが産卵することもあります。

卵はオスに守られ10月の中旬頃孵化します。

オオサンショウウオの卵

ヌシと呼ばれるオスが待つ産卵巣穴へメスがはいり、巣穴に複数のオスが出たり入ったりを繰り返します。(違うケースもあります)この巣穴では昼間からこの行動が観察され、翌日早朝でも続いていました。

機材のバッテリーもすべてアウトとなり最終段階まで確認できませんでしたが、オスが出入りする様子は撮影できました。(下の写真)

この写真もPCを使ったINONの遠隔操作ハウジングを使用しています。

オオサンショウウオの産卵行動


雨は続くよどーこまで~も~!-0177号

雨の続き

昨日の午後と今日の午前中は雨がやみ、少し汗ばむくらいで順調に水位が下がっていた。まだ濁りはあるもののこれで少しは撮影が出来るかと思いきや、午後になると真っ黒な雲が・・・・・・。

やっぱり降り始めました。それも豪雨。たぶん水位は元に戻るでしょう。上流部の巣穴ではビデオを入れて監視していますがすでに産卵は終了している模様。濁りが取れずカメラでの撮影は出来ませんでした。

昨晩、少し下流でもオスがメスを巣穴へと誘って、巣穴へinが観察されました。濁りはまだあるのですが新兵器のテストをしました。INONから発売になる新型ハウジングのテストです。pcによる遠隔操作が可能です。これならオオサンショウウオの行動に影響を減らせます。ハウジングとpcとを24MのUSBコードで接続してEOSのカメラコントロールソフトで撮影します。

産卵場所でのテスト風景

上の写真が撮影の様子です。小型のPCを使えば4時間くらいの撮影が可能です。リアルタイムでオオサンショウウオの動きがパソコン画面で確認できます。高速で動く生き物は撮影が難しいかもしれませんが、応用範囲はかなり広そうです。ボタン一つで動画撮影にも切り替わります。これもグット。貴重はシーンを動画、静止画を選んで撮影が可能です。このような撮影を考えている方はPC接続モデルを絶対におすすめします。これに水中電動雲台などを組み合わせることが出来ればさらに良いのですが。これはちょっと費用がついて行かないかも。

メスがオスの待つ巣穴へと入ってゆく

遠隔操作で撮影した写真を一枚。

写真の完成度は30点以下ですがメスがオスの待つ巣穴へと入ってゆく瞬間です。濁りがあるし気温差でポートの陸上部分が結露して曇ってしまっています。何とも残念。

今夜も撮影の予定でしたが豪雨により自宅待機となりそうです。この巣の繁殖行動も撮影できないまま終了となりそうです。ん~。オオサンショウウオの撮影は難し!!!!


オオサンショウウオ撮影の新兵器ー0165号

水中撮影機材INONより新製品完成間近!

オオサンショウウオの撮影でいまや手放せなくなっている機材があります。それがINONから発売されている水中ハウジングと水中セミフィッシュマクロ(魚目レンズ)のセット。この機材がなかったらオオサンショウウオの重要なシーンのほとんどが撮影できませんでした。そのINONからEOS60D用の新型ハウジングが出来つつあると連絡をいただき今から完成を待ちわびています。今までのカメラはEOS50Dでした。今度は動画も撮影できます。小型ビデオカメラでは表現できなかったような迫力ある映像が撮れたりして・・・・・・。細かな部分の改良も施されているようです。

X2forEOSD60ハウジング

そして、最大のアピールポイントはUSBを外部に引きパソコン操作で撮影が可能になったこと。(この部分は特別仕様です。USB使用可能モデルが発売になるかは定かではありません)

今までは巣穴の前で潜ったままオオサンショウウオが出てくるのをひたすら待つだけの撮影でした。陸上でPC画面で確認しながらより自然なシーンを撮影できる可能性が広がります。いったんセットしたとはアングルを変えられないなどの問題点はありますが、自然環境への負荷も少なくてすみそうです。この方法が上手く行けば鮭の産卵やムツゴロウなど近づきにくい生物の撮影に威力を発揮するかもしれません。工夫次第で色々な撮影に応用がききます。楽しみ楽しみ!!


33日目の卵の様子ー0112号

福田君穴33日目の卵

INON製の潜望鏡型水中セミフィッシュレンズが活躍しました。この特殊レンズの出番を待っていましたがやっとそのチャンスに恵まれました。レンズの前1cmで撮影できるスーパーレンズです。

卵内部の様子が鮮明に浮かびあがりました。

真っ白い赤ちゃんの頭と鰓らしきものがわかります。大きさは15mmほどでしょうか。これが将来1mものオオサンショウウオになるのですから生命の神秘ですね。

孵化までは文献に寄れば40日から60日くらい。水温などによって大きく差があるようです。この状態からあと何日かはまったくわかりません。

これでいったん撮影は終了し埼玉へ帰宅します。次に戻ってくるのは今月中旬。その頃には孵化しているかもしれません。

33日目の卵。命の神秘を感じます。INON製セミフィッシュレンズ使用EOS50D

33日目の卵。命の神秘を感じます。INON製セミフィッシュレンズ使用EOS50D

この新聞のアップ中もすごい雷と豪雨です。

増水が心配です。

がんばれ福田君。がんばれ赤ちゃん。

増水なんかに負けるな。

流されるなよ!!!


道場レポート10-0105号

流れた卵の行く末

8月末からの産卵行動も今日でほぼ終了しました。

オオサンショウウオたちの動きもいつもと同じのんびりとしたものに変わっています。メスらしき姿は無くなり巣穴周辺からはオオサンショウウオの姿は見られなくなりました。

巣穴に残ったヌシは春先の赤ちゃんの巣立ちまで巣を守ります。

今回、産卵が確認されたのは合計6巣にのぼります。これは僕が通い始めた3年間でもっとも多い数字です。

沢山の産卵がおこなわれたのは何よりうれしいことです。

巣穴から流れ出た卵ーEOS50D-イノンセミフィッシュ(魚目レンズ)使用

巣穴から流れ出た卵ーEOS50D-イノンセミフィッシュ(魚目レンズ)使用

上の写真は不幸にも巣穴から流れ出てしまった卵の一部です。

オオサンショウウオの卵は小さなピンポン玉ほど(親指大)の卵が数珠のようにつながっていて一匹のメスはおおよそ200から500個の卵を産みます。卵は巣の奥深くで産卵し、ヌシが大事に転卵を繰り返し孵化にいたります。しかし、ヌシが呼吸の際、足に卵が絡まったまま巣穴の外に出たり、産卵行動で巣の中がパニック状態の時に卵が外に出てしまうことがあります。また、巣の中で産卵できなかったメスが巣外で放卵してしまうこともあります。

巣の中にあってヌシに守られない卵は生き残り孵化にいたることはありません。魚に食べられたり、他のオオサンショウウオに食べられてしまう運命なのです。