北海道取材中は新聞の更新が出来なかったのでいまさらですが少しご報告です。今回の取材は2週間。いつもの夏の北海道取材にしては短かった。そこで撮影メニューをぐっと絞ったのです。あれもこれも撮影したい気持ちを抑え「夏のシカ」をメインにし空いた時間は海や小鳥、タンチョウなどに当てる予定で計画。天候は無視。雨でも雨の撮影が出来るからです。今回はスチールの撮影に加えEOS動画を多く撮影しました。そのため機材も一新し、テストを兼ねて3パターン用意しました。メインの三脚はインデューロの発売されたばかりのCT314とCT414の二本。3型は軽量性と対加重18キロのタフな作りで主に歩いて動物を探すときに使用しました。前モデルより確実に使用感がよくなっています。足の伸ばしが早くなり瞬発力の必要な撮影に向いています。この三脚にマンフロットの新型501を搭載してEOS動画に対応しました。ビデオヘッドはさすがにハトラーなどとは比べてはいけません。ほぼFIXで撮影することが前提です。4型は車の近くで500mmクラスを使用するときに使います。対加重25キロの最高モデル。やはり大型三脚は安心感が違います。バックはお気に入りのテンバのバック。300mmf2.8と500mmf4、新型70-200mmでほぼ全ての撮影が出来ます。それにしても新型70-200mmは凄い切れ味。手放せません。
今回の撮影機材
今回初めて撮影したのが「ハリオアマツバメ」。世界一速いスピードで飛ぶ鳥です。眠るときも飛びながらという飛ぶために生まれてきたような鳥です。その鳥が唯一地上に降りるのが子育ての時。5年前からこの森で繁殖していることは知っていたのですがなかなか巣が見つかりませんでした。何せあっという間に巣穴に飛び込んでしまうので特定が難しかったのです。今回久しぶりにこの森に行ってみました。そしたらまだ繁殖していました。いろいろな場所で森が痛み繁殖が上手く行かない場所が多い中うれしい出会いでした。巣穴から顔を出すのはわずか1秒ほど。あっという間に飛び立ちます。森は葉が多い尽くして暗いためISO6400でこんな感じです。5年前なら撮影できなかったかもしれませんね。
ハリオアマツバメーEOS7D-with500mmf4 ISO6400