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今年の3冊に―239号

写真絵本「オオサンショウウオ」そうえん社刊を読売新聞・読書委員の一人・東京大学教授で経済学者の松井彰彦氏に「2014年の3冊」に選んでいただきました。他の2冊は経済関係の本ですが、オオサンショウウオを3冊目に選んでいただき感謝です。オオサンショウウオがもっとメジャーになるといいなあ!


5年目のオオサンショウウオー0239号

オオサンショウウオの撮影を始めて5年が経ちました。5年も同じ巣穴を撮影しているとオオサンショウウオならではの楽しみが出てきます。彼らは大変な長寿。一体何歳まで生きるのかさえよくわかっていません。夏が繁殖期ですが巣穴に集まってくる個体は年によって違います。ヌシと呼ばれる巣穴の持ち主も毎年同じ巣もあれば、選手交代する巣もあります。5年のあいだに久しぶりに顔を見せるオオサンショウウオもいます。斑紋などで区別できることがあるからです。産卵開始2週間前ぐらいから現場に入り、日一日と巣穴の周りにオオサンショウウオが増えてくるのを見るのが楽しみなのです。知り合いの個体が来ればなおさらうれしい。そして、今日か明日かと親のように産卵の日を待ちます。今年は2回産卵に立会いました。約6時間続く産卵行動の最中はトイレにもゆかず川に浸かったままずっと撮影を続けます。放卵の瞬間は青く光る卵が連なってメスのおなかから出てきますが、それはそれは美しいものです。産卵が終わると急に秋めいてきます。賑やかだった川は静けさを取り戻し、産卵行動に参加した個体は自分の居場所へと戻ってゆきます。今年は約1ヶ月、川が賑やかになって、静まり返るまでをじっくり見届けられて幸せな夏でした。 写真は産卵巣穴近くに集まってきた小さめのオオサンショウウオくん。


始まりはいつも雨~♪ー0215号

鳥取のオオサンショウウオ撮影地「ハンザキ道場」に昨晩到着。

朝まで雨が降って川は増水。

今しがたやっと川を見に行ってきました。まだ撮影できる状態ではないけど巣の入り口に幼生2匹確認。

コンデジでちょっと撮ったらSDカード破損。ん~。出だしが悪い。この時期は毎年「忍」の一時。

今回の撮影テーマは過去3年撮れなかったもの。今年もどうなることやら。

今回の滞在中1度でもチャンスがあればいいのですが。

今日から水に入って巣穴を除くだけの日々が続きます。水温は5度。

時期的には幼生の離散が始まってもいい頃なのですが

。SDカード破損につき画像はありません。


オオサンショウウオの撮影終了-0184号

そして九州へ

オオサンショウウオの撮影は今日で終了です。日中は台風の影響を見て回りました。福田君穴周辺にある2つの巣穴は入り口がほぼ埋まっていました。よく覗くと卵が2個見えました。ヌシが放棄してしまったのかは定かではありません。福田君は80センチを超える大型の個体ですが、周辺の隠れ家はすべて台風で破壊されてしまいいつもは簡単に数匹の大型個体が見られたのですが今日は0でした。どうやって隠れていたのか小型の個体が2匹いました。

調査風景

みんなどこまで流されてしまったのか?福田君の穴が無事だったのが不思議なくらいです。なじみの個体も見当たらず少し寂しいです。しかし、大水で川底は洗い流されとても美しく川が光っています。大きな歴史から見れば必要なことなのかもしれません。

道場周辺は朝の気温は12度まで下がり、川も16度です。毎年のことですが産卵が終わるとすっかり秋めいてきます。今年も新しい発見がたくさんありました。

撮影はいったん終了し明日から九州へ向かいます。


でかしたぞ福田君!-0183号

台風の大洪水に負けずー台風12号から生還

オオサンショウウオの福田君が生きていました。台風12号の大雨で大増水していた福田君の川。大増水にも負けず卵を守りとうしていました。産卵の日40センチだった水深は台風の大雨で3m60センチにまで増水。巣の上には流木が折り重なり葦は根こそぎ持って行かれているような状況の中、立派に卵を守りました。真っ黒に濁った川の中で呼吸のために水面にあがることも出来ず、さぞや怖かったのではないかと思うと涙が出る思いです。

やったぞ福田君!台風12号から生還

卵は全く流れ出ていないようです。男の中の男!福田君!!!


福田君がお父さんになりました-0181号

オオサンショウウオの福田君に2匹のお嫁さんが来てお父さんになりました。

今年は巣穴周辺にメスの姿がなく心配しましたが9月1日無事お父さんになりました。

産卵は1匹目が16時台、2匹目は20時台に産卵しました。

9月1日の午前3時でも巣穴には福田君ひとりぼっちでしたが、その後ほかのオスも巣穴にゲートインして産卵行動開始。立派なオス3頭が放精すると白濁し全く見えなくなりましたが、産卵が終了し一段落すると透明度も上がり卵が見えました。産みたての卵は青白く光り輝きとっても綺麗でした。

オオサンショウウオの産みたて卵

せっかく産んだのに台風が鳥取を直撃しそうです。川が氾濫すれば卵もだめかも。台風よそれてくれ~え。


卵ハンター登場-0180号

撮影成功!

非常に珍しい卵を食べるオオサンショウウオのシーンの撮影が出来ました。

オオサンショウウオの卵ハンター現る

8月31日昨年と同じ日に産卵を確認。巣穴周辺に集まるオオサンショウウオの数は例年よりかなり少ないのですが産卵がありました。しかし、この巣穴は作りが悪くせっかくの卵が巣穴から流れ出てしまいます。その卵をバクバクと食べるメスが現れました。彼女自身も卵を持っています。他の個体が生んだ卵を食べて自分の卵を有利にする目的かもしれません。