カテゴリー別アーカイブ: クリスマス島

TV番組のお知らせー0113号

TV朝日系列 「奇跡の地球物語」

10月10日18時30分から放送の「奇跡の地球物語」でキリバス共和国クリスマス島が放送になります。私が撮影してきたEOS動画も一部挿入されますので是非ご覧ください。

クリスマス島の様子が放送されます

クリスマス島の様子が放送されます


海鳥の大量死・クリスマス島ー0093号

クリスマス島取材で気になることがありました。少し調べが進んできたのでお知らせすることにしました。それは海鳥たちの大量死です。先ずは下の写真をご覧ください。

セグロアジサシの幼鳥の死体ーEOS5D2

セグロアジサシの幼鳥の死体ーEOS5D2

セグロアジサシの巣立ち間際のヒナです。痩せた様子はありません。腐敗の様子から見ても死んでまもなくのようでした。セグロアジサシはクリスマス島で最も多く繁殖している鳥です。毎年わずかな数の幼鳥が草に絡まったりして死ぬことはあるそうです。しかし、今年は違いました。2008年にこの場所を訪れたときには白い砂浜にはセグロアジサシの巣立ち雛が集結し飛び立ちの練習をする姿がたくさん観察できました。しかし、今年はその姿はまったく見られませんでした。集団繁殖地へ足を踏み入れるとあちこちに死骸があります。その数はおそらくは数千の単位になると思います。小さなヒナから成鳥までが死んでいました。風化の具合から見ても死後しばらくが経過したものや少し前に死んだものまでいたので時間的幅があるようです。地元のレンジャーもこんなことは初めてとのこと。初日に上陸したクック島保護区での出来事です。ちょっと心配になりながらも撮影を進めました。

多くの種類でも死体がーEOS5D2

多くの種類でも死体がーEOS5D2

他の保護区ではどうかと思い探してみると数はセグロアジサシほどではないのですが死体がありました。それも成鳥が目立ちます。普通事故でもない限り自然界で成鳥の死体を見ることはあまりありません。シロアジサシは目の周りが土で汚れ今まさに死んでゆくといった個体でした。今回死体を確認したのはセグロアジサシ、コミズナギドリ、ヒメクロアジサシ、アカアシカツオドリ、シロアジサシです。陸上に繁殖するものと木の上で繁殖するもの両方います。

鳥の大量死について知人からいくつかの情報をいただきましたがいずれも時化などによる餓死や、食べ物が原因の細菌性のものなどでその数は数羽から数百羽くらい。これだけの規模のものはありません。太平洋の孤島ゆえ情報もなく地元観察者も発信するすべを持ちません。以下個人的見解です。クリスマス島では5月6月に異常な雨が降ったそうです。村は水につかり塩田は収穫不能に陥ったそうです。このあたりはスコール程度で何日も大雨が続く場所ではないのです。ましてこの時期は乾季の真っ只中。鳥たちにとっても長雨は厳しかったと思います。体力のの弱いものから命を落としやがて細菌やウイルスに感染するものが出て保護区で蔓延したのではないかと考えています。この島も地球規模の異常気象の影響を受けているのかもしれません。

この場所は絶滅危惧種のムナオビシロハラミズナギドリの繁殖地です。この鳥にも病気が移れば一気に数を減らすことになりかねません。ご感想や何か情報、見解をお持ちの方はご連絡いただくか下記のコメント欄へお願いいたします。


クリスマス島報告(2)-0092号

キリバス共和国のクリスマス島はピーク時には500万羽を越す海鳥が繁殖する島というのは何度かふれました。今回は撮影スタイルについて少しお話します。島はとても大きく宿泊施設から一番遠い保護区までは車で2時間かかります。島には10箇所の保護区がありそれぞれに趣や見られる鳥も微妙に違うためポイント選びは何が中心に見たいかによって決まります。トラックの荷台に揺られて島をドライブするのも楽しい体験です。クリスマス島はちょうどスパナのような形をしています。内陸部には外海と1箇所だけでつながっている巨大なラグーンが存在します。残念ながら高い場所がないので飛行機の離発着時にしかその全貌は見ることができませんが・・。そのラグーンの中に無数の島が点在しています。なぜかどの島でも鳥がいるかというとそうではなく特定の場所に集まっています。この島で一番有名なのはクック島。あのキャプテンクックから付けられた名前の島です。この島にはレンジャーと一緒に行くツアーも現地でオーダーできるようです。釣りやダイビングで訪れた人が合間にバードウオッチングを楽しむにはこの場所が最適です。壊れかけていますが日陰に入れる小屋もあります。保護区ではレンジャーの指示に従って動くことになりますが見たい鳥を告げればその鳥が多くいる区域へ連れて行ってくれます。クック島でも縦1km横400mほどあるので場所によっている鳥が少し変わります。

カメラを立てておくと覗きにきたりします

カメラを立てておくと覗きにきたりします

撮影機材ですが今回のメインはEOS5Dマーク2に16-35mm、70-200mmと1.4倍のテレコンバーターです。100mmマクロも少し使用しました。気に入った写真は16-35mmのものが多いです。鳥たちは目の前でびゅんびゅうんと飛びますし人を恐れません。多くの機材を持って歩くと太陽の熱で体がまいってしまいすぐにダウンしてしまいます。機材は最小限にしました。それとスコールの備えて雨具も・・。今回は動画も多く撮影したのでムービー用の三脚と録音セットも用意しました。音声の同時録音にはまだ多くの課題が残りましたがEOSムービーで撮影した映像は予想をはるかに超えた奇麗さです。撮影は朝8時頃宿をお弁当を持って出発。終日撮影して保護区にもよりますが5時から6時頃宿に戻ります。定期便は週一便なので6日間が撮影やウオッチングの時間です。

カツオドリの幼鳥がすぐ側をかすめてゆきます。ワイドレンズの出番です

すぐ側をかすめてゆきます。ワイドレンズの出番です

☆クリスマス島野鳥撮影ツアーのお問い合わせを受け付けています。興味のある方はご連絡ください。info@fukudayukihiro.com

☆海で逢いたい写真展に出展しています http://umideaitai.f-web.jp/

☆鳥取県日南町の日南美術館で写真展が 始まりました

☆スノーモンキーフォトコンテスト2010募集 中


クリスマス島報告ー0091号

クリスマス島の島事情を少しお話します。クリスマス島は人が住む島としてはもっとも東に位置します。最も早く日が昇る場所として2000年には注目を集めました。島の人口は現在は1万人とも言われています。前回訪れた2008年には5000人とも言われていたのでだいぶ増えたことになります。首都のある別の島のタラワから移住してきたそうです。タラワは海面上昇の影響を受け沈み行く島として移住が行われているとか。しかし、島民に話を聞くと親の代に隣国ツバルから移住してきたという人もいます。このあたり国と国の感覚はないのでしょうか?「出てゆく人もいるし来る人もいるさ」といった感じです。島の大きさは東京23区の半分ほどですが珊瑚でできた島としては世界最大です。中心地の地名はロンドン。そのほかにはパリやバナナなどがあります。ロンドンにはなんとネットカフェもありました。開店時間が短く今回は利用できませんでしたがビックリです。最も牧歌的な村はバナナ村。昔のクリスマス島の様式が少し残っています。パンダナスの葉で編んだ屋根の高床式の住居が残っています。村の真ん中には大きな集会場があってここで暮らしている人もいます。今回お世話になったレンジャーの「ンガちゃん」はこの村の住人。トタン屋根の家です。どの家も燃料はヤシのみ。ジュースもヤシジュースです。家具らしい家具はありませんでした。かわいいお嬢さんと息子さんが同居しています。みんなテレやですが話しはじめればみんな「ニカッ」と笑って歯を見せてくれます。幹線道路は一本。信号なし。定期便は週一便だけ。平均海抜は2mで高台無し。日差しは強いが風はやさしい。気は優しくて力持ちがたくさん住んでいる島です。

大きな集会場に住む若夫婦と子供たち

大きな集会場に住む若夫婦と子供たち


クリスマス島より帰国ー0089号

やっぱり楽しい!鳥の島

太平洋の真ん中の島、キリバス共和国クリスマス島より帰国しました。

2008年7月に続き2回目の取材。ハワイからクリスマス島への飛行機が週一便飛んでいます。しかし、この週にクリスマス島に降り立った観光客はわずかに8人。僕たち以外は全て釣り客。バードウオッチングの人はまったく来ないそうです。ですからどの鳥見ポイントも他の人に会うことはありません。楽しいガイドと一緒に一日中好きな鳥たちと一緒に過ごせる世界でも屈指の鳥島です。

今回は新たなポイントも発見しました。ブルーラグーンの中に浮かぶ鳥のサンクチュアリは一箇所でクリスマス島に暮らす鳥のほとんどが観察できるスーパースポット。

気温30度。日中は強烈な太陽で焼き殺されそうなほど。しかし、湿度が低く木陰はサイコーに気持ちがいい。ラグーンの上に気持ちのいい雲が出たら撮影の始まり。

今回発見したニューポイントで撮影したグンカンドリの親子ーEOS5D2

今回発見したニューポイントで撮影したグンカンドリの親子ーEOS5D2

☆海で逢いたい写真展に出展しています http://umideaitai.f-web.jp/

☆鳥取県日南町の日南美術館で写真展が 始まりました

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