カテゴリー別アーカイブ: 撮影機材

産卵始まる-0178号

数日遅れですが・・・・・・。

産卵が確認されました。撮影地の最上流部にある巣穴です。昨年より5日遅れました。ちょっと気をもみましたが無事産卵があってよかったです。

産みたての卵はキラキラと輝いてとても綺麗です。まだ巣穴の周辺にはメスらしき個体が岩陰に身を潜めているので引き続き産卵があるかもしれません。

オオサンショウウオの産卵はオスが巣穴を守っています。そこにメスが来て産卵するのですが1頭のメスだけが産卵するわけではなく数頭のメスが産卵することもあります。

卵はオスに守られ10月の中旬頃孵化します。

オオサンショウウオの卵

ヌシと呼ばれるオスが待つ産卵巣穴へメスがはいり、巣穴に複数のオスが出たり入ったりを繰り返します。(違うケースもあります)この巣穴では昼間からこの行動が観察され、翌日早朝でも続いていました。

機材のバッテリーもすべてアウトとなり最終段階まで確認できませんでしたが、オスが出入りする様子は撮影できました。(下の写真)

この写真もPCを使ったINONの遠隔操作ハウジングを使用しています。

オオサンショウウオの産卵行動


オオサンショウウオ撮影の新兵器ー0165号

水中撮影機材INONより新製品完成間近!

オオサンショウウオの撮影でいまや手放せなくなっている機材があります。それがINONから発売されている水中ハウジングと水中セミフィッシュマクロ(魚目レンズ)のセット。この機材がなかったらオオサンショウウオの重要なシーンのほとんどが撮影できませんでした。そのINONからEOS60D用の新型ハウジングが出来つつあると連絡をいただき今から完成を待ちわびています。今までのカメラはEOS50Dでした。今度は動画も撮影できます。小型ビデオカメラでは表現できなかったような迫力ある映像が撮れたりして・・・・・・。細かな部分の改良も施されているようです。

X2forEOSD60ハウジング

そして、最大のアピールポイントはUSBを外部に引きパソコン操作で撮影が可能になったこと。(この部分は特別仕様です。USB使用可能モデルが発売になるかは定かではありません)

今までは巣穴の前で潜ったままオオサンショウウオが出てくるのをひたすら待つだけの撮影でした。陸上でPC画面で確認しながらより自然なシーンを撮影できる可能性が広がります。いったんセットしたとはアングルを変えられないなどの問題点はありますが、自然環境への負荷も少なくてすみそうです。この方法が上手く行けば鮭の産卵やムツゴロウなど近づきにくい生物の撮影に威力を発揮するかもしれません。工夫次第で色々な撮影に応用がききます。楽しみ楽しみ!!


EOS60Dのクロップを使って生態観察ー0157号

EOS60Dにクロップ撮影機能があるのはご存知でしょうか?300mmのレンズが2000mm相当になります。その機能を使うと動物達の生態観察に役立つのです。今回はニホンリスがクルミを割る様子を撮影しました。距離は8m。よ~く見ると下の歯を使って上手に溝を掘っています。二つに割ったその瞬間が拍手ものです。

 


北海道取材報告(1)-0084号

北海道取材中は新聞の更新が出来なかったのでいまさらですが少しご報告です。今回の取材は2週間。いつもの夏の北海道取材にしては短かった。そこで撮影メニューをぐっと絞ったのです。あれもこれも撮影したい気持ちを抑え「夏のシカ」をメインにし空いた時間は海や小鳥、タンチョウなどに当てる予定で計画。天候は無視。雨でも雨の撮影が出来るからです。今回はスチールの撮影に加えEOS動画を多く撮影しました。そのため機材も一新し、テストを兼ねて3パターン用意しました。メインの三脚はインデューロの発売されたばかりのCT314とCT414の二本。3型は軽量性と対加重18キロのタフな作りで主に歩いて動物を探すときに使用しました。前モデルより確実に使用感がよくなっています。足の伸ばしが早くなり瞬発力の必要な撮影に向いています。この三脚にマンフロットの新型501を搭載してEOS動画に対応しました。ビデオヘッドはさすがにハトラーなどとは比べてはいけません。ほぼFIXで撮影することが前提です。4型は車の近くで500mmクラスを使用するときに使います。対加重25キロの最高モデル。やはり大型三脚は安心感が違います。バックはお気に入りのテンバのバック。300mmf2.8と500mmf4、新型70-200mmでほぼ全ての撮影が出来ます。それにしても新型70-200mmは凄い切れ味。手放せません。

今回の撮影機材

今回の撮影機材

今回初めて撮影したのが「ハリオアマツバメ」。世界一速いスピードで飛ぶ鳥です。眠るときも飛びながらという飛ぶために生まれてきたような鳥です。その鳥が唯一地上に降りるのが子育ての時。5年前からこの森で繁殖していることは知っていたのですがなかなか巣が見つかりませんでした。何せあっという間に巣穴に飛び込んでしまうので特定が難しかったのです。今回久しぶりにこの森に行ってみました。そしたらまだ繁殖していました。いろいろな場所で森が痛み繁殖が上手く行かない場所が多い中うれしい出会いでした。巣穴から顔を出すのはわずか1秒ほど。あっという間に飛び立ちます。森は葉が多い尽くして暗いためISO6400でこんな感じです。5年前なら撮影できなかったかもしれませんね。

ハリオアマツバメーEOS7D-with500mmf4 ISO6400

ハリオアマツバメーEOS7D-with500mmf4 ISO6400


Watchman完成!ー0082号

待ちに待った「Watchman」が完成しました!スケルトンボディで電子部品がおもちゃのように並んで見えるのがチャームポイント。僕がずっと欲しかったものでやっと今日現物が届きました。まだ試作機ですが「スチルカメラ用高機能センサー撮影システム・Watchman」と名づけられました。光センサーを使った対面方式とモーションセンサーを使った単独方式が一台のボディーにビルトインされています。これから秋の本番撮影に向けチューニングする予定です。昨年の秋からこの春まで鳥取の道場周辺で確認した哺乳類を自動撮影する予定です。

自動撮影装置の一号機Watchman

自動撮影装置の一号機Watchman

今後チューニングを重ね希望者には販売もする予定です。


オオサンショウウオって?-0080号

超大物現る!-EOS50D-INON水中セミフィッシュレンズ

超大物現る!-EOS50D-INON水中セミフィッシュレンズ

ハンザキ道場での生活も一週間を過ぎました。なかなかこれは!といったすごい撮影は出来ていませんが少しずつオオサンショウウオも撮影しています。そこで今日はオオサンショウウオを解説?して見ます。

先ずはオオサンショウウオを探すときですが胴付き長靴やドライスーツを着て川の中を歩いて探します。夜間はなれないと歩きにくい上に水底と同化していてなかなか見つけられません。

水の上から見た様子ーEOS5D2

水の上から見た様子ーEOS5D2

水底と同化しているのがわかります。この個体は90センチ近い大物です。このように浅瀬にいれば比較的見つけやすいのですが・・・。小型のものや流れのある場所では見つけにくいのです。個体によってはライトを当てただけで逃げるものや歩くときに起こる水面の波に反応して移動するものもいます。夜間は写真のようにじっとして魚やカニなどが口元にやってくるのを待っています。

小さな目ーEOS50D-INON水中セミフィッシュアイレンズ

小さな目ーEOS50D-INON水中セミフィッシュアイレンズ

目は左右にとても小さなものがあります。5mmくらいでしょうか。まぶたはありません。黒目もあまり動かないようです。動きのあるものを見るというよりは明るいくらいなどを識別する程度だといわれています。じっくり観察するとたまに少し引っ込むことがあります。

鼻の穴ーEOS50D-INON水中セミフィッシュレンズ

鼻の穴ーEOS50D-INON水中セミフィッシュレンズ

オオサンショウウオの鼻の穴です。目と同じくらいの大きさのものが顔の先端にあります。水面に鼻先を出して呼吸するのに都合よく出来ているようです。オオサンショウウオは大人になると肺と皮膚とで呼吸します。においに敏感ですがこの穴で感じ取っているのかは僕には判断がつきません。

かわいい前足ーEOS50D-INON水中セミフィッシュレンズ

かわいい前足ーEOS50D-INON水中セミフィッシュレンズ

最後に紹介するのはオオサンショウウオの手です。手という言葉が適切かはわかりませんがこの写真は前足の部分です。ぷくぷくしていて赤ちゃんの手のようです。実際この手がすきというファンもいます。指先が白く丸い部分があります。この部分を仲間内では「イクラボール」と呼んでいます。このイクラボールは個体によってまちまちのようです。皆さん、お気づきの方もいるでしょうが指が4本しかありません。オオサンショウウオは前足の指は4本で後ろ足の指は5本です。知ってました?可愛い手でしょ。皆さんオオサンショウウオのファンになってくださいね!!

この水中撮影は水中機材INON製水中セミフィッシュアイレンズを使って撮影しています。レンズの先端0センチから撮影できる優れもので狭い間にもレンズが入りオオサンショウウオの撮影には威力を発揮します。興味のある方はINONWebサイトへどうぞ。


水没の一日ー0060号

昨日今日と晴れて気温も10度近くまで上がり雪解けはどんどん進んでいる。しかし、降った量が半端ではないので山の上の巣穴までの林道はまだ通行できない。

そこでお誕生会の日に教えてもらった滝つぼにいるオオサンショウウオを見に行った。水温は5度。凍りも流れてくる。水量も多い中滝つぼへ。するとドデカイやつがいた。日中なのに体を大きく岩から出して山女を狙っている。

滝つぼでオオサンショウウオの観察

滝つぼでオオサンショウウオの観察

少し観察してからいくつかアクセスできそうな場所をチェック。その際、オオサンショウウオ撮影用の水中ライトが水没した。電池ボックスのOリング部からは水没していないようなのでメンテナンスできない光量調整のつまみ部から水没した感じ。3台のうち一台使用不能に。

夕方から滝つぼのポイントに潜り定点観察用に水中ビデオをセット。4時間撮影が可能だ。暗くなってどんな動きをするのか観察するためセットしてその場を離れる。

夕食後真っ暗な中ビデオの回収。オオサンショウウオはビデオの上に乗っかって山女ハンティングの体勢。ビデオを回収し道場に戻って画像チェックしようとしたらモニター部分に水がたまっている。もしや?いやな予感。モニターも水没だ。これも電池ボックスにはまったく水が入っていない。自分ではメンテナンスできない前面のガラス部から水没したものよう。今日二つ目の水没。バックアップの機材があるからまだいいけどこの水没ってメーカーが保障してくれるの?お願いしますよメーカーさん。モニターだけで10万以上する特注品なのです。


機材テストー0036号

明日から機材テストを兼ねて取材に出かけます。今、てんやわんやで準備中。最近はどこの飛行機会社も荷物の重量を細かく言われチェックインカウンターでひと悶着あります。気分良く出発するにはなるべく荷物を小さくまとめ、たいした物は入っていませんよ~っと涼しい顔でチケットを受け取る必要があります。小さめのキャリーバックにぎゅうぎゅう詰めでパッキング。こんなので機材が壊れないかと心配になります。

機材テストー出発準備中ーEOS5Dマーク2

機材テストー出発準備中ーEOS5Dマーク2

テスト機材とは手前に筒のように写っているもの。オオサンショウウオの赤ちゃんの撮影のために購入した新兵器です。オオサンショウウオの赤ちゃんが撮影できるのは来年3月。その前に練習しておくのが今回の大目標。使いこなすにはかなりの熟練が必要な機材ですがピタリと決まれば今まで見たことの無いようなオオサンショウウオの赤ちゃんが撮影できる(ハズ・・・)。

帰国は12月3日の予定。それまで通信環境が無いのでアップはありません。